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2015年8月14日 (金)

「はこだて旅するパスポート&フリーパス」で道南旅〜森町の濁川温泉 新栄館

「はこだて旅するパスポート&フリーパス」を使って、
函館から一番遠い観光スポット、
森町の濁川(にごりかわ)温泉郷へ行く。

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「はこだて旅するパスポート&フリーパス」は

函館市、北斗市、七飯町、鹿部町、森町の5つの市町内
JR、バス、市電が2日間乗り放題のお得なチケット。

各駅停車の普通列車に乗って、
函館から森へ向かう。

特急だと約40分の鉄路を、ローカル列車は1時間半かけて、
各駅に止まっては進む。

それぞれの無人駅に、郷愁を感じながらの鉄道旅。

[9:46] 森駅

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列車はやがてJR森駅に到着。

正面に駒ヶ岳、
左手には噴火湾が見える風光明媚な場所にある駅だ。

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駅前にある柴田商店。

阿部商店のいかめしが売られている。
あの赤いベンチに座り、ゆっくりと食べてみたい。

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森町をぶらぶら。

「森桟橋跡」を発見。

明治6年、桟橋が完成し、
函館、室蘭間の定期航路が運行していたことから、
当時の森村は旅人などの往来で大変賑わったと、
案内板が伝えている。

歴史ある港町。

だから、森の飲食店はレベルが高いのだ
ということを地元の人から聞いた。

[12:00] ランチ

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ランチは旨くて安い寿司という選択肢もあったが、
今回は、町民が愛するソウルフード、
通称「つゆだく焼きそば」を食するために、
「そば処 太田屋」さんに入る。


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深皿に乗ってやってきた「焼きそば」!。

スープにひたっていて、野菜や魚貝の具材が乗る
不思議な一皿。

一見するに、ラーメンのようでもある。

具材の下にひたひたの麺がある。

スープ焼きそば、と表現したいが、

今風に言えば、”つゆだく焼きそば”なのだろう。

トンコツス—プとそばのダシをベースに、
細い中華麺を入れ、ウスターソースとコショウで
仕上げるそうだ。

不思議なマッチ感。

広くはない店内では、その半分の客が
この焼きそばらしからぬ焼きそばを注文していた。

店は昭和13年創業。
80年近くに渡って愛される森の味。

一気に食べてしまった。

[13:42] バスで濁川地区へ

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再びJR森駅に歩いて戻り、
函館バスで今回の旅の目的地、
濁川温泉郷へと向う。

濁川行きのバスは、13時台と17時台の
2本しかないので注意しよう。

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バスにゆられること、30分。
周囲約2キロというカルデラ地形の盆地平野、
濁川地区に到着。

田んぼと、ビニールハウスが目に付く田園地帯。

周りを山々に囲まれた、のどかな集落だ。

ここには、6つの温泉施設が点在している。

バス停から800m歩いた盆地のきわに、
今回の宿を発見。

[14:15] 宿へ到着
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濁川温泉 新栄館。

明治33年開業。
向って左側が明治の建物。
右側が大正に入って増築した部分。

加えて、さらに右に昭和に増築した「新館」がある。

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旧館の入り口。

しぶーい、湯治宿の趣き。

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ギシギシと音がなり、床が少々傾いている廊下を進み、
階段を下りたところに脱衣所がある。

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浴舎は創業当時のまま。
115年という時間が、褐色の世界をつくりだす。

湯船は3つあり、
床に掘られた溝をお湯が流れて、
温度が変わるように工夫がなされている。

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もちろん、源泉掛け流し。
時が止まったような湯治場の趣き。

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湯浴みの後、濁川地区を探索しに行く。

ここには道内で唯一、地熱発電があるところ。
北電の蒸気生産施設からモクモクと蒸気が上がる。

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その熱をハウス栽培に利用している。

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ここの盆地は、かつての噴火跡。

田んぼの真ん中に、

写真のようにボコボコと湯が沸く設備がある。

火口跡のカルデラ盆地ということで、
200本ほどの泉源があるという。

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荘厳な、濁川神社。

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開拓100年の碑があるが、
1807年に道が開かれ、
湯治場として賑わいを見せたそうだ。

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ところで、盆地中央を流れ、
地名にもなっている「濁川(にごりかわ)」は、
実際は、にごっておらず、
写真のように「清流」だった。

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宿に戻ってくつろぎタイム。

[18:00] 夕食
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夕食は、地元・森のいかめしに、濁川に伝わる伝統食・鳥鍋。
畑で採れた野菜が調理される。

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宿主は3代目の中田良吉さん。84歳。
昨年奥様を亡くし、息子さんが料理を担当する。

良吉さんは夕食をセットし終わった後、
缶ビール1本を携え、食卓を盛り上げていた。

途中、素泊まりでいいので、というお客さんの電話に、

「あれっ、名前なんだったっけ・・・」と笑う良吉さん。

ゆるくて、やさしい時間が流れる宿で
明治の旅人に思いを馳せた。


(2日目につづく)


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